この記事では、
訪問リハビリの実際を解説していきます。
- 訪問リハビリで働いてみたい人
- 副業・転職に訪問リハビリを考えている人
- 訪問リハビリに興味はあるけどよくわからない人
訪問リハビリって実際どうなの?
訪問リハビリって言葉では知っていても、
なんとなく家に行ってリハビリをする。
それくらいの認識の人もいると思うので、
そもそも訪問リハビリってなに?という
基本的なところからおさらいしていきましょう。
- そもそも訪問リハビリって!?
- どんな人が対象になるの!?
- 1日に何件くらい訪問するの!?
このように進めていきます。
そもそも訪問リハビリって!?
厚労省によると次のように定義されています。
居宅要介護者について、その者の居宅において、その心身の機能の維持回復を図り、日常生活の自立を助けるために行われる理学療法、作業療法その他必要なリハビリテーション
厚生労働省
もう少しわかりやすく解説しますね。
訪問リハビリとは、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士などの
リハビリ専門職が、自宅に訪問してリハビリを行う制度です。
リハビリの内容は、身体機能の維持・改善だけでなく、
身体症状の観察や環境調整、家族へのアドバイスなども含みます。
訪問リハビリを利用する人は、通院が困難な方や、
退院してすぐで生活に不安の残っている方などです。
ただ、訪問リハビリを行うためには、
主治医の許可が必要になります。
通所リハビリではなく、訪問リハビリだからこそ
実際の生活環境でリハビリをできることは最大の強みです。
どんな人が対象になるの!?
訪問リハビリの対象は、
どんな人がいるのでしょうか?
具体的にみていきましょう。
まず訪問リハビリの対象となるのは次の2パターンです。
・介護保険被保険者の認定を受けたとき
・主治医から必要と判断されたとき
要支援の方でも
「介護予防訪問リハビリテーション」
というものを受けることができます。
では訪問リハビリが必要となる
疾患は何が多いのでしょうか?
上の図を見ていただければ分かるように
脳卒中と骨折が圧倒的に多いです。
関節症もあわせると
整形疾患はかなり多いことがわかります。
病院でもリハビリの対象となることが多い疾患は、
訪問リハビリでも多くなっていますね。
1日に何件くらい訪問するの!?
最後は、訪問リハビリの実態的なところになります。
まずこの図を見てください。
訪問リハビリの開設者は病院や診療所が多くなっています。
リハビリ専門職の職員は、常勤換算数で
理学療法士が2.91人、作業療法士が1.18人、
言語聴覚士が0.37人となっています。
全体的に数が少ないですが、
特に作業療法士、言語聴覚士が不足していますね。
1事業所あたりの利用者数は21〜30人が最も多く、
1事業所あたりの1日の訪問件数は1~5件が最も多いです。
訪問リハビリの提供時間は、
40分が最も多く次いで60分。
頻度は、短期集中加算なしでは月8回、
加算ありでは月16回が最も多くなっています。
加算なしでは週に2日、
加算ありでは週に4日程度の利用です。
訪問事業だけに専念している
専念していないで違いはありますが、
1日の件数は5件前後で
1件あたり40~60分と捉えられそうです。
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