この記事は現役の後輩指導にアツい理学療法士に話を伺い、現役作業療法士が書いています。
新人セラピストにとって、働き出したはいいけど目の前の患者さんについて悩むことは多いですよね。今は、動画配信講義が多く気軽に学べる環境ですが、デメリットもあります。勉強会は行っただけで理解したつもりになっている。動画講義は隙間時間を活用して、ながら見や流し見をして結局理解できずに終わってしまう。もちろん全員がそうではないですが、その場に行くこと、手軽に学べることというのは、自分から学ぶ強い意志がないとなかなか理解が追いつかないものなんです。
その点、本を読むことは、自分から必要な情報を理解しにいくので、繰り返し読んで実践すると理解度が格段に上がります。本を何冊も買う必要はありません。まずは、基礎的な一つの本を網羅することで、より深い解釈に繋がるのかなと感じています。
そこで今回、理学療法士におすすめの書籍を基礎編、整形外科編、脳卒中編から厳選しました。
総論から各論の順に並べていますので、抽象的な悩みから具体的な悩みへとあなたの悩みに合った本が見つかれば幸いです。
基礎編
基礎編では、機能解剖から運動療法、歩行までの本を紹介しています。
どれも種類が多く悩むところだと思います。
これを選んでおけば間違いないという一冊を選択しています。
プロメテウス
筋骨格系キネシオロジー
運動療法学
ペリー歩行分析
整形外科【総論】
整形外科では、まず触診の本を紹介しています。そして、画像所見、評価、治療、整形外科学や手術療法など基本を網羅できるように選択しています。
整形外科学まで理解していると、手術から医師の意図や後療法まで深く考えることができ、より効果的なリハビリテーションを提供することができますよ。
運動療法のための機能解剖学的触診技術 【上肢・下肢】
触診のおすすめはこれ!これ以外見なくていいです。
運動療法に役立つ単純X線像の読み方
整形外科には欠かせない画像所見。CTやMRIもありますが、まずはレントゲンをしっかりと読影できることが重要です。レントゲンは保存療法や手術療法においても経過を評価するために撮影するのでPTの知識には欠かせません。
運動器疾患の機能解剖学に基づく評価と解釈【上肢・下肢】
骨折の機能解剖学的運動療法 【総論・上肢、下肢】
整形外科運動療法ナビゲーション【上肢・体幹、下肢】
運動器超音波機能解剖 拘縮治療との接点
整形外科【各論】
ここでは、整形外科総論よりももう少し踏み込んで、各関節への理解を深めたい!
そんな方におすすめの本を選択しています。
肩関節拘縮の評価と運動療法
肩関節拘縮の評価と運動療法【臨床編】
膝関節拘縮の評価と運動療法
股関節拘縮の評価と運動療法
膝関節疾患に対する理学療法
入谷誠の理学療法
脳卒中
脳卒中では、整形外科と比べて紹介数は少ないですが、1つ1つのボリュームが多いので時間をかけて理解を深めていきましょう
脳卒中理学療法の理論と技術
リハに役立つ脳画像 改訂第2版
神経局在診断
脳卒中運動学
体幹と骨盤の評価と運動療法【改訂版】
ボバースアプローチ【基礎編・臨床編】
まとめ
- 理学療法士におすすめの本を紹介しました。
- 機能解剖をベースに1番大事な部分が身に付く内容です。
- どの本の著者の先生も、その分野のエキスパートの方々です。
ブックマークしておくとあとから見返せて便利ですよ。
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