【新人作業療法士必見】みんな悩んでる!新人OTがつまずきやすい7つの壁とその乗り越え方

作業療法士として働き始めたばかりの頃、「こんなはずじゃなかった…」と思う瞬間、ありませんか?

勉強して国家試験は合格したのに実際の現場では通用しなかったり、患者さんやスタッフとの接し方に悩んだり、先輩に怒られて落ち込んだり。
新人のうちはとにかく「自分だけがダメなんじゃ…」と不安になるものです。

でも安心してください。そんな悩みは、あなただけじゃありません。
今回は、新人作業療法士がよく抱える「7つの悩み」と、その解決策についてご紹介します。

なまけもの

整形外科で作業療法士をしてる「なまけもの」です!

目次

① 評価や訓練に自信が持てない

「このプランで本当にいいのかな?」
「他のアプローチの方がよかったんじゃ…?」
「そもそも評価できているのかな。」

臨床の現場に立つと、理論だけでは対応できないことが多く、自信を失いがち。
でも、最初から完璧にできる人なんていません。
まずは一人ひとりの患者さんにしっかり向き合うこと。それが一番大切です。

解決策:
・プリセプター、指導者にこまめに相談する、代診でアドバイスをもらう。
・電子カルテで先輩の記録を読んで学ぶ。
・ケースカンファレンスに積極的に参加する

② 学校で習ったことと現場で求められることが違う

「こんな疾患、授業で習ってない!」
「実習ではここまで求められなかったのに…」
「求められる範囲が膨大すぎる」

学校では基礎を学びますが、現場では応用力が求められます。あくまで学校や国家試験での知識はスタートラインの知識。知識の幅が広がるのは、むしろここからが本番。焦らず、ひとつずつ身につけていきましょう。

解決策
・ 疑問点はメモをして、調べる習慣をつける。同じ疑問も3回調べれば知識になる。
・「わからない」をわからないままにしない。
・1日1つでいいから疑問を解決する。

③ ホウレンソウ(報告・連絡・相談)が苦手

「これ、報告した方がいいのかな…」
「怒られたらどうしよう…」
「こんなことで相談していいのかな…」

慣れないうちは報告や相談のタイミングに迷いますよね。さらに、どこまでを報告した方がいいのかわからないし、そんなことで報告していいのかも悩みますよね。
先輩視点では、なにも報告してこない方が怖いですし、わからないことをそのままにする方が危険です。
「悩んだらとりあえず報告」新人のうちは報告しすぎて怒られることはありません。

解決策:
・「悩んだら報告」するクセをつけましょう。
・プリセプターや指導者がいれば、まずはその先輩に報告する
・話しかけていいか悩んだときは「○○について(報告or連絡or相談)ですが、お時間いいですか?」と目的を明確にして声をかけてみましょう。


④ 記録や書類が多くてついていけない

「カルテが終わらない…」
「書類が終わらない…」
「定時過ぎてる…どうしよう。」

リハビリ業務以外にも、新人OTは記録や事務作業にも時間がかかってしまいますよね。
最初は大変ですが、慣れれば必ずスピードも精度も上がってきます。
焦らずひとつずつ「型」を覚えていきましょう。

解決策:
・カルテを意識しながらリハビリ業務を行う
・リハビリ業務をカルテを分けて考えずに頭の中やメモで整理する。
・よく使う記録文例やサマリー様式はテンプレとしてストックしておく。
リハサマリーの例文は下記記事で紹介しているので、よければ参考にしてください。


⑤ 先輩や他職種との人間関係が難しい

「先輩が怖くて話しかけづらい…」
「看護師さんとどう連携すればいいの?」

職場での人間関係も、ストレスの大きな要因のひとつ。新人は特に人の名前を覚えるだけでも大変。
そんなとき、まずは「あいさつ」から始めるだけでも、ぐっと関係性が変わりますよ。

解決策:
・リハビリ室に入った時、帰る時にしっかり「あいさつ」をする。
・他職種は同期を頼りにする。
・タイミングを見て(空気を読んで)話しかける。


⑥ 時間管理ができず、毎日バタバタ…

「スケジュールがぐちゃぐちゃ…」
「終わらない仕事に追われてしまう…」

慣れないうちは、何にどれだけ時間がかかるかの感覚が掴めません。
少しずつ「優先順位をつける」ことを意識していくと、時間に余裕ができてきます。

解決策:
・ 毎朝「やることリスト」を作成し、1日の業務を可視化する。
・「必ずやること」「できればやること」「緊急性はないがやったほうがいいこと」に分けて考える
・業務過多の場合は先輩に相談する。


⑦ 「自分はOTに向いていないかも」と感じる

「ミスばっかり…もう辞めたい」
「周りはできてるのになんで自分だけできない…」
「OT、向いてないのかな…。」

誰もが一度はぶつかるこの壁。でもそれは「ちゃんと向き合ってる証拠」です。本当に向いてない人は、そもそも悩まないですし、そういう悩みさえ出てきません。
焦らず、ひとつずつ「できること」を増やして小さな成功体験を積み重ねていきましょう。

解決策:
・ できたことをメモして「可視化」する。
血圧を測れた、看護師さんに申し送りができた、移乗がうまくできたなど、なんでもいいです!
・いきなりベテランを見ない。
10年以上の知識や経験を数ヶ月で追いつくのは不可能なので、まずは自分にできることを!
・当たり前を当たり前にできるように意識する。
スタッフや患者さんへのあいさつ、リスク管理、報連相…新人でもできることを積み重ねていきましょう!


【まとめ】みんな悩んでいる!

新人作業療法士は、覚えること・やること・考えることが山ほどあって当然。
でも、それは「成長中」の証です。

焦らず、目の前の患者さんと真剣に向き合い続ければ、必ず力になっていきます。
どんな悩みも、ひとつずつ乗り越えていけますよ。
一緒に頑張りましょう。

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